たわふさんコメント- 私の自力建設のバイブル。
これを読んで、自力建設を決めた。
また、実際に、住宅を施工する工務店をしているところに勤めた事もあり、副題にある「毒漬け住宅」という言葉がとても実感できるところだ。
工務店は、工務店の理論で施工するので、
壁の裏がどうなっているか?
床下がどんな施工しているのか?
見えないところの材料は、コンパネだらけか?
など、出来上がった後ではわからないし、わかったところで変更できないというのが実状だ。工務店に依頼して建てるにしても工務店選びは何年かけてもいいと思う。よほど、気に入らない限りは、工務店は決定しない方がよい。
この本は、だいぶ前の本で、住宅建築に関わる法律も改正されているのでジャーナリストである著者の指摘する事は違うこともあるだろう。
自力建設を実際してみると、手間などを考えると、安易な方法をとりたくなる。(手を抜く工務店の気持ちも分かるのだが)
他人である工務店ならば、なおさら手を抜きたくなるだろうと思う。なので、自分で建てることによって「納得した家を!」その思いは、廃屋の農家を改修してさらに深くなった。
手のしびれる60歳の男性が基礎から屋根まで重機をぼぼ使用せず一人で作った試行錯誤の記録が読める。いろいろなヒントがあってそれだけでも面白い。
実際に、現地に行って私にもできるという感じが持てた。
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